なんでカーネーション?

カーネーションは、 なでしこ科の多年生植物であり、もとは南ヨーロッパ原産です。日本へは江戸時代初期に来たと伝えられています。春から夏にかけて、カーネーションは、紅や白、ピンクなどの、芳香のある多弁の花が咲きます。

日本人は母の日、カーネーションに拘りを持つ人たちが多いですが、 他国ではどのような受け止め方をしているのでしょうか。

【世界の母の日の受け止め方】

韓国では母の日にカーネーションを贈る文化もありますが、お母さんに喜ばれるのは「お金」ということです。日本のお母さんもお金がいいというかもしれませんが、それは、お金を贈ろうとする気持ちを持つ人たちが多くなければなかなか定着はしません。韓国の方が、母の日をより現実的なものとして、更に大事なイベントとして捉えています。

タイにも母の日はありますが、お花はジャスミンです。ネパールでは甘いお菓子、タマゴ、果物などのプレゼントを贈ります。更にネワール民族では、結婚してはじめての母の日を迎える娘さんは、自分の家でいろいろごちそうを作り、実家のお母さんへ持っていくしきたりがあるようです。

オーストラリアの母の日では、菊の花をプレゼントするようです。フランスにおいても、それほどカーネーションに定着しているという感じではありません。

イタリアでは、 母の日になるとAIRC(イタリア癌研究協会) によるアザレアの花の鉢植えが販売され、その収入の一部はガンの研究のために使われるといったイベントが毎年のように開かれていて、ここでも敢えてカーネーションという拘りがある訳ではありません。

【アメリカでは現在でもカーネーションをプレゼントしているの?】

母の日には、何も、日本ほどカーネーションに拘りを持つ必要はないという気がして来ます。一説によれば、アンナ、ジャーヴィス(Anna M Jarvis)のお母さんの好きだったお花に過ぎない訳ですから。しかし、一方では、もう既に存続する文化を守ることもとても大事です。

日本では、母の日は、お母さんに対して、感謝の気持ちを伝える日ですが、 アメリカでは、母となった妻に対しても、娘に対しても、あらゆる母に対して感謝をする壮大なイベントです。

アメリカでは、現在でも、カーネーションという意識は強いものの、実際には、カーネーション以外でも、メッセージカードと一緒に、バラや、いろいろなお花、そして、アクセサリーや、洋服と言った様々なプレゼントがされています。

母の日が、日本に定着したという意味ではき、カーネーションの存在意義はとても大きいですが、私達は、ここでカーネーション以外のお花についても考えてみる頃かもしれません。もちろん、大事なのは、日本においてもお母さんを感謝する気持ちです。